「大きな仕事を片付けるための7つの方法」

大きな課題を、期間の長い緩やかな締め切りのうちに完結させたいと思ったとき、普通の人は(わたしも含めて)締め切りのぎりぎりまで放っておいて、最後の数日間で無理やり仕上げるのではないだろうか。



これでは、よい成果も望めないし、推敲する時間がとれない。
何度か苦い経験を繰り返し、学んだことがある。この中のできることから取り入れていくと案外、課題を完結することができる。

1. 課題に手をつけようと思った朝、とりあえず始めてみる。
重要なのは、必ず朝、それも早朝に限ること。夜は静かだし、邪魔が入らないからと始めてしまうと、眠る時間を削るしかないから次に繋がらない。
2. 思いついたことを書き出す。
最初はメモでもいい。PCに打ち込んでも、携帯メイルに書いてもいい、書いたものを残す。一日が終ったときの充足感が大切だから、半歩づつでもいい、前に進もう。
3. 外界からの音を遮断する。
もし、近くの騒音が気になるようであれば、自分の好きな音楽をかけてもいい。音が連想を妨げることを覚えておこう
4. 課題をやっているときは、メイルをみない。
ブログやSNSにも近寄らない。もちろん、一息入れたいときに巡回するのはいいが、集中するときは一時間程度、そのことだけを考える。
5. 日報、週報を書こう。
毎日少しでもいいから進捗状況のメモを残しておくと、数日その課題ができなくて、離れていても、またすぐに戻れる。成果が毎日わかるようにすると、充実感が広がる
6. 美味しいものをたべる。
贅沢の奨めではなく、消化の良い,栄養価の高いものを食べて、脳に血液を送ろう。フレッシュな果物、豆腐製品、野菜など、身体によいものを取り入れて頑張ろう。
7. 睡眠時間が足りないと思ったら、15分の昼寝をする。
机の上でうつ伏せてもいいし、椅子に座ったまま伸びをしてもいい。三時間の睡眠+15分の昼寝タイム×2 で週に二三回はなんとか続けられる。

大きな課題というのは、始めてしまうと面白くなり、どんどんアイデアが浮かんで来る。だから、最初の導入部をいかに定着させるかで、成果が決まってしまうようなところがあるのだ。書き出すときは、少し贅沢な環境で、冷暖房も入れて、音を遮断し、電話にもでない。

そして、半ばくらいまで進むと、必ず陥るのがスランプ。こんな仕事を続けていても意味がない、最初からやり直しをしたい、などと自分の責めてしまうことが多い。こんなときは、とりあえず、仕事を寝かしておくといい。二三日から一週間。なにもしなくてよい。この間、旅行等に出かけて積極的なオフを過ごすのもいい。

また仕事の資料を開けて、1から7までを繰り返し始める。生活習慣にしてしまうのだ。そうやって、最後には大きな楽しみを味わうことができる。